魚沼産コシヒカリ 新潟県 魚沼産 コシヒカリ 新米 魚沼コシヒカリ

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農薬:栽培期間中不使用自然栽培米 南魚沼産コシヒカリ 12.22 「ブランド米」産地、次の日本一はどこ?

南魚沼産コシヒカリ 12.10(Fri)JBブレス 有坪民雄

魚沼コシヒカリ
http://ja.wikipedia.org/wiki/魚沼コシヒカリ

ゆめぴりか
http://ja.wikipedia.org/wiki/ゆめぴりか

つや姫
http://ja.wikipedia.org/wiki/つや姫

東北194号
http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/miyagi/100520/myg1005200253003-n1.htm

新潟にとって画期的だったコシヒカリの導入!

日本のコメのチャンピオン「コシヒカリ」が初めて新潟県に導入される時、その食味の良さはほとんど評価されていませんでした。

 確かに食味は良いのだが、収量が多いわけでもなく、農家にとって嫌な「倒伏」(イネが倒れてしまうこと。稲刈り作業が大変になる上に品質が低下することも多い)しやすい品種ということで、むしろ投入しない方がいいというのが新潟県の考えでした。

 コシヒカリの素質の良さを分かってもらえない導入派の人たちは、とんでもない理由をつけて新潟県に導入を承諾させます。

 今の農家は肥料がふんだんに手に入るから、イネに肥料をやり過ぎて倒伏させてしまう。その悪い癖を直させるために、あえて倒伏しやすいコシヒカリを導入すべきだ、としたのです。

 そんなむちゃくちゃな主張に折れて、1963(昭和38)年に新潟県はコシヒカリを奨励品種に指定しました。

 日本でコメの自給率100%が達成されたのは68年。減反開始が70年。新潟でコシヒカリの普及が進んだのはそんな時期でした。ちょうどその頃、絶妙のタイミングでコメ市場が食味重視に変化しました。

 かつて新潟のコメは、「鳥も食わないでまたいで通るほどまずい」という意味の「鳥またぎ米」とさえ言われていました。それがコシヒカリの登場で、日本一のブランド米産地となったのです。

日本一の座を虎視眈々と狙う北海道!

 それから約40年たった2010年、北海道産の新品種「ゆめぴりか」の東京での販売が始まりました。

 北海道は以前から打倒コシヒカリに情熱を傾け、「きらら397」をはじめとした新品種の導入を進めてきました。その努力は相応に認められ、現在は新潟に次ぐブランド米の産地としての地位を築いています。

そして、今回の「ゆめぴりか」です。ゆめぴりかに北海道はかなり自信を持っており、新潟産コシヒカリの「日本一のブランド」という地位を北海道が奪取するのではないかともささやかれています。新潟がコメの頂点を極めた時代は終わりつつあるようです。

 「いや、北海道にトップは奪われるかもしれないが、それでも2位にいるなら依然としてブランド米だろう。新潟のコシヒカリが安くなることはない」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

 ところが2位でもいられなくなるかもしれません。理由は地球温暖化です。

 今年、日本のコメ農家を襲った高温障害はあまりのひどさのためニュースになりましたが、実は以前から温暖化のため、コメの高温障害は年々多くなってきつつあります。

 

 その影響は、最高のコシヒカリを作るとされている新潟県魚沼地方にも及んでいます。

地球温暖化で「魚沼コシヒカリ」を名乗れなくなる?

 下のグラフをごらん下さい。これは魚沼コシヒカリの産地である十日町市と津南町の8月(1980〜2010年)の平均気温の推移です。赤い線が十日町、青い線が津南町の平均気温を表しています。

8月はコシヒカリの登熟期(穂が膨らんで米粒ができつつある時期)で、24度が最適気温とされています。この時期に高温にさらされると高温障害によって白濁米(半透明ではなく白粒になる)になりやすくなります。

 一般に26度が警戒ラインです。逆に低温障害により収量が激減する可能性が高いのが23度以下です。

 十日町市と津南町は地理的には隣同士。しかし、ご覧のように平均気温において1〜2度の差があります。そうなる理由は、津南町には日本最大級の河岸段丘があり、比較的、高いところに立地しているからです。

 ざっと見て、この30年間、十日町市は高温障害の危険ラインを越えることが多く、津南町は冷害の危険が高いのと引き換えに、26度の警戒ラインを越えることはなかったことが分かります。

実際、同じ魚沼コシヒカリの中でも、高度の高い地域とそうでない地域での品質差が認識されつつあります。

 魚沼コシヒカリは、文字通り魚沼で生産されているコシヒカリにつけられる称号です。しかし今後、温暖化が進んでいくとすると、魚沼の中でも一部の生産地しか魚沼コシヒカリを名乗れないようにする必要が出てくるでしょう。品質の格差を放置すれば、ブランドの名声に傷がつくからです。

 そうなれば魚沼コシヒカリの生産量は激減します。ブランドから外された地域のコメ農家は当然ブランドのプレミアムを享受することができません。

気候変動に対応する新品種が求められる!

 魚沼全体のブランド力を維持するには、別の選択肢もあります。現在の気候に合った新品種を導入することで「脱コシヒカリ」を推進し、コシヒカリに匹敵するブランドを新たに構築するのです。

 明治時代から日本の品種改良は本格化し、コメにおいても多くの品種が開発されてきました。しかし、40年間も王座に君臨していた品種はコシヒカリのみです。

 そうなった理由は、開発当時「作れたのが奇跡だ」とも言われるほど食味が良かったからです。けれども、今ではコシヒカリに勝るとも劣らない品種はいくらでもあるのです。

 同じことが、温暖化がより深刻な西日本にも言えます。コメは、日本よりもっと南の温暖な地域が原産です。もともと高温には強く、冷害に弱い作物だったのです。しかし日本は、冷害に強いコメができるごとに栽培地を北上させていった歴史があるせいか、高温障害対策にはあまり力を入れてこなかったようです。ここに来て、 西日本では高温障害に強いコメの導入を検討し始めています。

 魚沼コシヒカリを頂点とする新潟の覇権を奪える最短の位置にいるのは、今のところ北海道です。しかし、この先の地球温暖化の進展具合と、その対策次第では、北海道が王者でいられる期間は40年もないかもしれません。

 

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