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農薬:栽培期間中不使用自然栽培米 南魚沼産コシヒカリ 07.01 現地ルポ! メガソーラー発電所の実力を探る?

「新潟雪国型メガソーラー」の全景
「新潟雪国型メガソーラー」の全景、右の写真のスミに写る人物と比較するとその大きさがわかる

 

新潟雪国型メガソーラー運営開始について(プレスリリース 昭和シェル石油)
http://www.showa-shell.co.jp/press_release/pr2010/0831.html

 

6月16日 nikkei TRENDY net

福島原子力発電所の事故以来、自然エネルギーへの関心が高まっている。なかでも、今、最も注目を集めているのは「太陽光発電」だ。

住宅用の太陽光発電パネルは、徐々に普及を拡大しているが、5月25日、ソフトバンクの孫正義社長が、1000億円前後を投じ、日本全域で複数の大規模太陽光発電所の建設を検討していると発表して以来、「太陽光発電所」にも熱い視線が注がれ始めている。

太陽光発電の現状や将来性、発電の仕組みや大量生産の方法などをきちんと理解するために、まずは、日本初の「商用」として稼働している新潟県の大規模太陽光発電所「新潟雪国型メガソーラー」を取材した。

壮観! それが第一印象だった。

2010年8月から稼働し、発電した電気のほぼ100%を東北電力に売電している「新潟雪国型メガソーラー」は、日本初の商用の太陽光発電所である。

新潟市東区、1999年まで製油所だった「昭和シェル石油・新潟石油製品輸入基地」の敷地内の面積3万5000m2を利用して、この大規模な太陽光発電所は建設された。経済産業省が助成する「地域新エネルギー導入促進事業」として、新潟県と昭和シェル石油が共同で実施する事業である。

その敷地内にある2階建ての「防災・エネルギー研修センター」の屋上から眺めると、何十mか先に広がる「新潟雪国型メガソーラー」の黒光りした巨大な姿に、思わずみとれてしまった。

畳1枚ほどの大きさの太陽光パネルが、隙間なくおよそ200枚ほど敷き詰められ、幅3m、長さ40mの「アレイ」と呼ばれる巨大なパネルが構成される。

このアレイが、縦4列、横16列に並べられ、パネル総数で1万2528枚、合計の面積は2万2000m2にもなる。パネルはソーラーフロンティア製だ。これで1年間に一般家庭約300世帯分の約100万kWhを発電している。これによる1年間のCO2削減量は約470tと試算されている。

実際にメガソーラー発電所を訪れてみると、さまざまな優れた点や可能性を感じると同時に、いくつかの疑問も浮かび上がって来た。

雄大な景観を堪能したあと、近くに寄ってさらに詳細に観察するべく、パネルが設置されたエリアに向かおうと、防災・エネルギー研修センターを出たとき、その壁面に取り付けられた表示板に気づいた。

頭上では、青く澄んだ空に、いくつもの雲が浮かび、風に流れていた。
太陽光パネルに雲の陰がかかると発電量は落ち、通り過ぎれば上がるからだろう、パネルに表示された発電量が刻一刻と変わった。その数値の変動を見ていると、この発電所が「太陽」という自然エネルギーだけで発電していることが実感できた。

同時に「天候の影響を受けやすい」という太陽光発電の弱点も理解できた。
それを考えると、地代などのコストの問題や土地の有効利用という諸条件も影響するのだろうけれど、太陽燦々の南国とは言わないまでも、たとえば関東地方の田舎の方につくった方が効率を高められるように思えた。
なのに、わざわざ雪や曇りの多そうな日本海側の新潟県に作った狙いはどこにあるのだろうか。

現場に到着すると、遠くから眺めているときにはわからなかったが、やはり、一つひとつのアレイはかなり大きなものだった。

実物を間近に見て、まず意外だったのは、太陽光パネルが思った以上にシンプルなつくりになっていることだ。
パネルは、太陽光を効率よく受けられるよう、金属の枠組みで斜めに立てられている。

発電された電気はパネルの裏側に施された配線で集められ、小さな変電施設で直流から交流に変換され、東北電力に送られる。

一般的な「発電所」のイメージとかけ離れたあまりにシンプルな構造なので、そうそう不具合や故障なども起こりそうになかった。パネルの破損以外で、万一、どこかが壊れたとしても、修理するのも難しくなさそうだ。

足下に視線を落とすと、海の近くというロケーションもあり、地面は砂地だった。そんな場所にも問題なく設置できる点も、太陽光発電所のメリットと言えるのだろう。

昭和シェル石油株式会社 防災・エネルギー研修センター担当の荒井昭一環境安全(HSSE)部防災訓練所副所長が、現場を案内しながら教えてくれた。
「ここらあたりには、キジが住み着いているんですよ」

そう言えば、さっきから、時折、ケーン、ケーンという鳥の鳴き声が聞こえていた。

『あれはキジだったのか』

そう思ったとき、ふと気づいた。

とても静かだった。

「工場」とは言っても、パネルが発電する際には音がしないのだから、当たり前と言えば当たり前だった。けれど、太陽の光が降り注ぐのどかな風景のなか、砂を踏みしめながらゆっくり歩いていると、休日の散策を楽しんでいるような錯覚にとらえられた。

音もなく、排出物もないので、環境にほとんど影響を及ぼさない。これも自然エネルギーを利用する大規模太陽光発電所の特徴なのかもしれない。

「この発電所の『新潟雪国型メガソーラー』という名前のなかの『雪国型』という特徴の一つが、このパネルの高さです」

そう荒井副所長が説明してくれた。

確かに、パネルは1mほどの高さから上に設置されている。これなら、1mの積雪があっても、パネルが埋もれることはないだろう。
いや、だとしても、やっぱり雪国特有の問題は残る。
パネルの上に雪が積もってしまっては、元も子もないのではないか?
そう言えば、さっき、パネルの一枚が鳥のフンで汚れているのを目にした。

鳥のフン程度なら影響はないかもしれないが、太陽光パネルの全面が砂や泥、黄砂などに覆われてしまえば、何がしかの影響は出るだろう。

そんな状況を防ぐためには、定期的にすべての太陽光パネルを掃除する必要がある。
これだけ広大なのだから、掃除には相当な人手と手間がかかるのではないか?

屋外の見学が終わったときには、大規模太陽光発電所の「構造がシンプルなので、点検や修理が簡単そう」「設置場所を選ばない」「周囲の環境への影響がほとんどない」というメリットと同時に、「新潟県だと雪や曇りが多くて非効率ではないか?」「パネルに積もった雪はどうする?」「パネルの掃除が大変ではないか?」という疑問も残った。
しかし、この3つの疑問については、その後に防災・エネルギー研修センターで受けたレクチャーによって解消されることになる。

手間いらずで環境に優しい“大規模太陽光発電所”

「太陽光パネルはすべて南向きに設置され、1列目から4列目までが20度、5列目から16列目までが30度になっています」

そう荒井副所長がレクチャーするように、新潟雪国型メガソーラー発電所は、商用であると同時に実験的な役割も担っているため、最も効率のよい太陽光パネルの設置角度はどのくらいなのか、実際のフィールド実験で検証するため、2通りの角度にパネルが設置されている。

ちなみに、1日のうちで新潟雪国型メガソーラーの発電量がピークに達するのは、午前11時頃だという。

レクチャーしていた荒井副所長は、こちらの疑問を見透かしたかのように切り出した。
「感覚的に『新潟って、曇り空で、雨や雪が多いから、太陽光発電に合わないんじゃないの?』と思われがちですが、実は、日照量を東京と比較すると多くの人が感覚的に思っているほど、新潟の日射量は特別少ないわけではないんです」

 

新潟と東京の日射量の比較
新潟と東京の日射量の比較(新潟地方気象台のWebサイトから)

このグラフを見ると、3月中旬から10月までは、むしろ東京より新潟の日射量の方が大きい。新潟にも太陽光発電のポテンシャルは十分にあるといえる。

さらに、荒井副所長は、もう一つの疑問にも答えてくれた。

「太陽光パネルの全面に雪が積もると、ほとんど発電できません。しかし、ここの太陽光パネルのフレームの縁は斜めになっているので、パネル部分とフレームの間に段差がないため、雪はすべて滑り落ちて、積もることがありません。実際、雪が降り始めてから数時間後に撮影した写真がこれです」
そう言って、1枚の写真を映し出した。

そこで、質疑応答の時間になったとき、3つ目の疑問をぶつけてみた。
「あれだけの広大な太陽光パネルの掃除は、どうやっているのですか」

荒井副所長の答えは簡単だった。

「基本的には、1日1回、見回るだけで、掃除もメンテナンスもしていません」
「でも、鳥のフンがついてましたし、黄砂をかぶることもあるのでは?」
「雨が降ればきれいに洗い流してくれます。実際、昨年8月から稼働していますが、いままで一度も掃除したことはありません。でも、きれいだったでしょう?」

確かに、現場の太陽光パネルは、どれもこれもみな表面がきれいで、黒々と光っていた。
「パネルの破損など、何かあれば管理システムですぐにわかりますし、耐久性に優れているので、雹が降ったくらいではびくともしません。敢えて言うなら、雑草が1m以上に伸びて、パネルの上に陰を落とさないように、注意することくらいでしょうか」

つまり、一度建設してしまえば、あとは、ほとんど手がかからないというわけだ。
排出物もなく、音もしないから、クリーン&環境にやさしい。しかも、基本的にメンテナンス・フリー。
なるほど、自然エネルギーのなかでも、「太陽光発電」が、今、最も注目されるだけのことはある。
(文/佐保 圭=フリーライター)

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