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農薬:栽培期間中不使用自然栽培米 魚沼産コシヒカリ ギフト 08.20 中国 ジャポニカ米の生産が拡大!

■ 中国 ジャポニカ米の生産が拡大!

日本人が主食とする短粒種のコメ、「ジャポニカ米」の生産が中国で拡大している。
農協系シンクタンク「JC総研」の調査によると、2011年には6475万トン(もみ米ベース)にまで拡大したという。
10年前よりも4割以上も増えたことになり、総生産量でいえば日本の6倍にも上る数字だ。
中国では、生産されるコメは大半が中国国内向けだったが、近年のジャポニカ米の生産拡大は輸出拡大も視野に入れているとの見方もあるという。


●中国の食糧政策

中国は世界最大の米生産国であり、消費国でもある。
人口の約65%が米を主食とすると言われている。
中国は食糧の基本的自給を国家の基本政策の一つとして掲げており、コメはその柱の一つ。
中国では、主要穀物からなる「糧食」の自給率について95%を目標としている。
米の生産量は中国での穀物総生産量の約4割を占める。


●中国で生産している米

2011年に、中国で生産された米の総量は、約2億78万トン。
このうちジャポニカ米は6475万トンと、32.2%を占めている。
公的統計数値がないため参考数値ではあるが、2001年と2011年を比べると、コメの作付面積は4.1%増加。
品種別にみるとジャポニカ米の作付は26.1%増加しているが、インディカ米は2.5%減少している。
生産量は2001年と2011年を比べると13.1%増。
品種別生産量ではジャポニカ米が41.2%と大幅な増に対し、インディカ米はわずか3.3%の増にとどまっている。
2001年と2011年の比較をすると、ジャポニカ米は作付面積シェアが23.1%から28.0%へ。
生産量シェアでは25.8%から32.2%へ増加している。
一方、インディカ米のシェアは作付面積76.9%から72.0%へ。
生産量は74.2%から67.8%へ減少している。
近年中国における米生産量の増加は、主にジャポニカ米の増加によるものといえる。


●中国の米消費

中国国内の米消費状況を見ると、2011年の年間消費量は1億9840万トンで、前年比2.8%増。
食用が1 億6900万トン、全体の85.2%と最も多い。
次いで飼料用が1618万トン(8.2%)、工業用が1200万トン(6.0%)、種子用が122万トン(0.6%)の順になっている。
なお、飼料用と工業用には主に早生インディカ米が利用されている。


●中国の米産地

中国の米産地としては、大まかにいえば南方稲作地域と北方稲作地域がある。
南方地域は長江中下流地域(湖北、湖南、江西、安徽、江蘇、浙江など)、西南地域(四川、雲南、貴州、重慶など)と華南地域(広東、広西、福建など)である。
これらの地域はインディカ米を主とするが、長江以北はインディカ米とジャポニカ米の生産地が混在している。
北方地域は、華北地域(北京、天津、河北、内モンゴル東南部、山東、河南など)、西北地域(内モンゴル西部、新疆、寧夏、甘粛など)、東北地域(黒竜江、吉林、遼寧、内モンゴル東部など)など。
このうち東北地域が栽培面積で北方地域の8割を占めているという。
この北方地域で生産されているほとんどがジャポニカ米である。
中国のジャポニカ米の生産は、産地の集中化が進んでいる。
黒竜江、吉林、遼寧、江蘇、安徽の5省のジャポニカ米生産量に占める比率は、2003年には59%であったが、2007年には80%にまで拡大した。
特に黒竜江、江蘇の占める比率が大きく、両省だけで56%を占めている。


●中国のコメ増産政策

中国での米の生産は2001年から2003年まで減少傾向で推移し、2003年には作付面積が2651万ha、生産量(籾ベース)は1億6066万tと歴史的最低水準を記録した。
この背景には、政府による買上げ制度が2000年に撤廃され、その結果、米を含めた糧食価格が下落。
農家の生産意欲が減退したことが原因。
中国政府では、2003年以降、コメに対する最低買付価格政策、穀物生産直接支払制度をはじめ、生産促進政策を相次いで打ち出した。
これにより生産が回復。
以後8年間連続して作付面積と生産量は伸びている。


●なぜジャポニカ米が伸びているのか 消費の変化

ジャポニカ米が、中国のコメ生産に占める割合は、2011年までの31年間で作付面積で11.0%から28.0%へ。
生産量で10.8%から32.2%へと、作付面積割合は約2.5倍、生産量割合はほぼ3倍となった。
このジャポニカ米の生産拡大は中国の経済発展による生活水準の向上と密接な関係がある。
最近の調査によれば、ここ20年間で中国での一人当たり年間ジャポニカ米消費量は17.5kg から30kg以上に増えたという。
消費面から見ると、その要因は主に二つある。
一つは経済発展と所得向上にともない、粘りがあり香りも良く、食味が優れているジャポニカ米へ需要シフトが起こっていること。
特に、インディカ米とジャポニカ米を混食する長江中下流地域では、ジャポニカ米供給量の増加につれ消費量も大幅に伸びている。
その結果、ジャポニカ米の消費圏は伝統的消費地である東北、華北地域と上海、江蘇と浙江の一部から、急速に南下している。
もう一つは小麦からジャポニカ米へのシフトである。
北方地域ではこれまで小麦を材料とする「粉食」(麺食、中華饅など)を主としてきたが、生活水準の向上による食事の多様化や炊飯の簡便性などから、近年米をより多く消費するようになっている。
その範囲は華北地域から西へ、内陸の西北地域にまで広がっている。


●なぜジャポニカ米が伸びているのか 生産の変化

2001年と2010年のコメの作付面積を比較してみると、広東、広西、福建をはじめとする華南地域、四川、貴州、重慶を含む西南地域と長江下流地域の浙江が、大幅に減少している。
これは工業化・都市化が進む中国・長江中下流地域と東南地域では、農地が減少し米の作付面積そのものが減少していることがある。
また収益性の面から、コメ生産から、野菜、果物など園芸作物へと転換する農地も多い。
これらの地域は、主にインディカ米の生産地である。
逆に作付面積を大幅に増加させている地域は、江西以外の黒竜江・吉林・遼寧はいずれも東北地域のジャポニカ米産地である。
農業基盤整備、技術開発・普及と新品種の導入などによるジャポニカ米の単収が上昇している点も見逃せない。
例えば、日本の奥羽346号を父に、長白9号を母として開発した新品種「スーパー稲 吉粳(JIJING)88号」は、多収量、良食味が特徴で吉林を中心に2003年以降北方地域で急速に栽培面積を拡大。
平均単収は1ムー(約6.7a)あたり650キロ以上に達しているという。
その他にも優良品種が多く開発され、ジャポニカ米の単収が上昇しているという。


●インディカ米を輸入しジャポニカ米を輸出する中国

中国の米の輸出入量はその生産量・消費量と比べて非常に少なく、輸入量と輸出量が生産量、消費量に占める割合は、おおむね1%未満である。
2001年から2009年までは輸出量が輸入量を上回っていたが、2010年に両者が逆転している。
コメの輸入先としては主にタイ、ベトナムなどインディカ米の主産国で、輸出国はコートジボワールなどアフリカ諸国を除けば、韓国、日本と北朝鮮など東アジアの国々が主である。
輸入がほとんどがインディカ米で、輸出の大半はジャポニカ米である。
中国ではインディカ米を輸入し、国内市場の供給不足を補てんするとともに、一定の余剰があるジャポニカ米を輸出し、東アジアとアフリカ方面の需要を満たすという形になっている。
中国東北部では、ジャポニカ米増産余地がまだ大きいと言われることから、本格的な輸出品として生産が始まる可能性もあるのだ。


JC総研 PDF
http://www.jc-so-ken.or.jp/pdf/research_report/120723_01.pdf


2012年8月20日 共同通信
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kyodo-2012082001001207/1.htm

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